映画「シェフ~三ツ星フードトラックはじめました~」について
映画『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』 予告編 2015年2月28日(土)公開
今回は、「シェフ~三ツ星フードトラックはじめました~」というちょっと古めの映画を紹介します
映画自体は2014年の作品になります
ざっくりとした内容は、昔フードトラックから始めた料理人カールがのし上がって一流シェフになっているところから物語はスタートします
そこにグルメブロガーがやってくるのですが、さんざん酷評されてオーナー、ブロガーとも喧嘩して店を首になってフードトラックから再出発を図るという内容です
カールは離婚していて息子がいますが親権は元嫁がもっていて週末たまに会う程度です、つまり料理に向きあいすぎて離婚しているんです
で、そこにネットで有名なグルメブロガーがやってくるんですが、カールは腕いっぱいふるって自慢のフレンチを食わせてやる!と構えていたら、店のオーナーが
「あかん、これはお前の店やない!俺の店や!いつも通りの料理を出せ!あのな、ストーンズのライブに行ってサティスファクションをやらなかったらどないなる?」
といわれるんですね、これはもっともな答えでカールもしぶしぶ納得していつも通りのメニューを提供したら、最低評価をくらって酷評されてしまいます
で、週末に息子と会っていると息子がツイッターをやっているので気分転換に教えてもらうんです、ネットのことを全然知らないお父さんが息子に教えてもらって息子は大喜びなんですが、ずぶの素人のカールは直接メッセージが送れるものだと勘違いして、「そんなお前の腐った舌じゃク〇ニもでけんな!」とか送りまくってネットは炎上して再決闘をすることに・・・
もう、むちゃくちゃです(笑)
で、店はクビになるわ、ブロガーとオーナーと店で大ゲンカしたところをyoutubeに流されてしまうわ、でどこも雇ってくれなくなってお先真っ暗になります
そんなカールを演じるのはジョンファブローという方で、この人は元々役者ですが有名なのはアイアンマンシリーズの監督です!
それでもってこの映画は彼の自主製作映画なんです
映画に詳しい方ならご存知でしょうが、彼はアイアンマンをヒットさせたんですが、続編などで失敗して、今回再起をかけて誰にも口を出させないように自主製作という手法をとりました
だから製作費なんてアイアンマンの何十分の一程度です、CGなし!爆破なし!料理映画なんでそんなもんありません!(笑)
だからところどころで見たことある役者さんが出ていますよ~!
アベンジャーズに出演しているスカーレットヨハンソンはギャルソン役で、アイアンマンのロバートダウニーjrは元嫁の元彼!!の金持ち役で(笑)
もう、そのまま配役スライドしただけじゃないの~!?みたいな感じですね
で、カールは元嫁の紹介でフードトラックから再出発をするわけなんですが、ちょうどいいタイミングで息子が夏休みなもんで、付いてきてシェフ修行もするんです
キューバサンドという料理を売るんですけど、これがまた、実に美味そう!!なんです
この映画、調理のシーンもあちこちであって、あらゆる角度からカメラで撮ったりしてね、また音もイイです!包丁をいれるときのサクっていう音とか上げればキリがないんですけど、とにかく美味そうに見えるんです!
食べてるシーンも、パクっと食べてん~~~!!美味い!って、こう、鼻の穴を大きくしてね(笑) 本当に美味しいものを味わったときのあの感動をそのまま伝えてきます
料理はね、ただ、食べるだけじゃないんだよ、味わうのも1つのうちだけど、ほかにも雰囲気だとかそのほかの要素も加わっていくとさらに感動的な体験ができるんだ!ってことを教えてもらえる作品です
息子も、父と悪戦苦闘しながら日々成長し、今まで溝ができていたところを除所に埋めていく親子の物語でもあり、ヨダレダラダラの作品です(笑)
さてさて、カールの料理人人生は一体どうなるのか!?
見ていてすごくおなかが空いてきますよ
是非、ご覧ください
映画「シェフ~三ツ星フードトラックはじめました~」でした
映画「アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル」について
さて、今回は「アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル」をご紹介します
え~皆さん、この映画の主人公なんですけどトーニャハーディングさんてご存知ですか???
1994年のリレハンメルオリンピックでのシーンが有名なんですけど、僕は幼心に少しだけ覚えています
あの有名な足を上げて審判に「靴ひもがおかしいわ!」って訴えていたシーンです
まぁ、今回のこのアイ、トーニャって映画は彼女の伝記映画であり、コメディー映画でもあるんですね
「え?コメディー映画なの?」っていうのはのちのちご説明します
ざっくりとしたあらすじは、元女子フィギュアスケート選手であるトーニャハーディングさんの少女時代からのスケート人生を、プロからオリンピック選手へ、そしてナンシーケリガン襲撃事件からリレハンメルオリンピック出場、そして襲撃事件がきっかけで彼女は結果的にスケート協会から永久除名をされてしまうという壮絶な人生を各関係者のインタビューを元にして構成された物語になっています
で、ミソはここなんです!各関係者のインタビュー(実母、元旦那、元旦那の悪友等)を元にしているので矛盾だらけなんです
なぜなら元旦那はとんでもないヤツで、FBIと司法取引して「トーニャが事件の首謀者だ」っていってますからね
つまり、私トーニャハーディングはこう言っているんだけど、旦那はこんなこと言っているのんで違うのよ!ていうようなテイストなんです
例えば夫婦喧嘩の延長でトーニャが旦那に向かってショットガンをぶっ放すんですけど、「これ、実はあたしやってないからね!」みたいな感じで(笑)
もう、何が何だかわけがわからないんですね(笑)ぶっ飛んだ内容でしょ!?
1番はじめのシーンでトーニャが「あたしは、貧乏白人家族に生まれて」~~という説明するんです
で、小さい頃お母さんがスケートをさせてみるんですけど、「お!コイツできるやんけ!!うまいこといったらこれでメシ食えるなぁ!」て思いつくんです
田舎町で本当に貧乏な家庭で育って、お母さんはウエイトレスして働いた金をこの子につぎ込むんですが、殴るわ蹴るわどつきまわすわ・・・・練習中に「トイレに行きたい・・・」って言い出したら「あかん!!誰の金で練習しとんねん!」ていう始末・・・かなりの毒母なんです!
でもって結婚したら旦那も旦那、アホで暴力的で同じような類・・・喧嘩もエスカレートしたら最終的には武器(ナイフやショットガン)まで出てくるのでね・・・・・あの、だからこういう環境で育ってきたので周りのヤツも同じようなヤツばっかりなんです
最終的にライバル選手のナンシーケリガンを、ヒットマンを使って膝を殴らせたっていう事件があるんですが、本当にこんなポンコツチームみたいなやつらにできたの!?って感じなんです(笑)
これまで説明した内容だと結構酷い内容だなぁ・・・ってなるんでしょうが、これがね~逆に笑えてきてコメディなんです
どういうことかと言いますと、レオナルドディカプリオ主演の「ウルフオブウォールストリート」っていう映画の感じに近いんです!あれもかなりぶっ飛んだ酷い内容だったんですけど、もうおかしすぎて途中から笑うしかない!そんな感じなんですね
もちろん、スケートシーンは言うに及ばずスゴイんです!オリンピックとか大会のカメラってフィギュアを比較的遠くのほうから撮ってるシーンばっかりなんですけど、この映画はものすごく選手に近寄ったりとかして非常にダイナミックな映像なんですね!もちろんトリプルアクセルを飛ぶところとかはCGを使ったりしているみたいなんですけど
でね、主役のトーニャを演じているのはマーゴットロビーという女優さんで、あの「スーサイドスクワッド」のハーレイクイーン役の人です、その前に出た「ウルフオブウォールストリート」ではディカプリオの奥さん役で有名になりましたね
まぁいきなり超すっぽんぽん!とか、ダブルフェラーリとかで有名ですね(笑)
今回の作品ではね、演技で体を張っただけではなく、彼女自身も制作に携わっていたりしてかなり彼女自身気合の入った作品になっています
あとね、旦那さんを演じているのはねセバスチャンスタンさんていって、アベンジャーズのキャプテンアメリカの相棒バッキーバーンズですよ!
そのついでかどうかはわからないですけど、この映画でも殴りまくっています(笑)
そして、問題の毒母を演じてるのがアリソンジャニーで、この人は最近テイトテイラー監督の「ヘルプ~心がつなぐストーリー~」とか「ガールオンザトレイン」に出ていましたが、今回は180度違った毒母演技でなんと!アカデミー賞助演女優賞を受賞しました!その鬼神あふれる演技だけでもこの映画を見る価値あります
女子フィギュア史上最もスキャンダラスな事件『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』予告編
この映画もですね、かかっている音楽に注目してもらいたいんですけど、トーニャさんの演技で使われていた曲を始めとして70~80年代の曲がずっとかかっているんです
たくさん使用されていてあげたらきりがないんですけど、この予告編の前半部分でかかっているのがシカゴというバンドの「25 or 6 to4」邦題が「長い夜」という曲
そして後半部分で使われているのがフリードウッドマックの「the chain」という曲で、この曲は「ガーディアンズオブギャラクシーリミックス」でも使われてて再び注目を浴びた曲で、歌詞の内容は「もうキミのことは愛していないけど、でも僕らをつないでいる絆(鎖)は決して切れないんだ」みたいな感じです
この2曲が今作品の非常に重要なシーンで使われていますのでそちらもお楽しみください
生まれてきてからスケート人生で、型破りなトーニャにまつわる物語
技術だけではなく、品格も求められるフィギュアの世界で常にRockで揺さぶってきた彼女だが・・・その結果起こるべくして起こったナンシーケリガン襲撃事件、さてその真相とは!?
凄く、ぶっ飛んでいておもしろい作品です
アイ、トーニャ~史上最大のスキャンダル~是非お楽しみください
映画「Wonder~ワンダー君は太陽~」について
さて、今回はWonderという映画についてご紹介します
日本語の副題は「君は太陽」というのがついてきます
このお話は一応フィクションとなっているんですが、作者の実体験がありましてその体験をきっかけとしてこの作品を作り出したという経緯があります、元の小説は「ワンダー」となってます
ここであらすじをざっくりとご紹介いたしますと、主人公は10歳のオギーという男の子です、この男の子はトリーチャーコリンズ症候群という遺伝子疾患病で生まれつき顔に障害をもって生活しているんですが、自宅学習から学校へ通うことになり、少年が新しい扉を開くことがきっかけで周りの家族や人々が徐々に変化をしていくというお話です
主人公のオギーを演じるのはジェイコブ・トレンブレイくんと言いまして2015年の「ルーム」という映画で注目を集めましたね、この時は演出上長期監禁されている役でしたので物凄いロングヘアーで、どこから見ても女の子にしか見えなんかったのですが、今回の作品では顔に特殊メイクをしていましてキャストを調べるまで全く誰かわかりませんでした
で、熱心に育てている母親役にはジュリアロバーツ、父親役にはオーウェン・ウィルソンです
オーウェン・ウィルソンは昔「アルマゲドン」ってSFパニック映画に出ていたんですがわかります?
とにかく物語の設定上世界を救うヒーローのメンバーでしたが、なぜか本職がカウボーイというわけのわからない設定でした(笑)
コメディ系の映画にもいっぱい出てるので、今回もそんな感じでおもしろいことをいっぱい言う明るいお父さんです、ファンの方安心してください!全く同じですよ!(笑)
しっかり子育てをしているジュリアロバーツとやさしくおもしろいお父さんのオーウェンウィルソン、さすが貫禄の俳優2人です!夫婦を演じているんですがすごくナチュラルで不自然さがありません!
あとね、家族にはお姉ちゃんと犬がいます
という4人家族と犬1匹がいまして、主人公のオギーが小学校に行くところから物語はスタートします
でね、こどもって大人と違ってやっぱり隠すことが不器用だから避けたり、やっぱりイジメたりするんですね、顔がほかの人と違って普通じゃないから
嫌な言葉を言ったりとか、お昼ご飯食べる時も食堂では誰も寄ってこないから孤立したりとかね、10歳の少年にはコクな体験を沢山していくわけです
もちろん、周りの家族が温かく支えていくんですが・・・・・・
このお話は、決してお涙ちょうだいって作品ではないんですよ!
「大丈夫、あなたならできるわ!ママもみんなも支えてあげるからがんばりましょう!」というありがちな過剰演出!?という感じの感動作っていう感じかな?というイメージが観る前はありましたが、良い意味で裏切られてびっくりしました
えっとね、少しネタバレしますけども、オギーは宇宙飛行士になるのが夢を持っていて、普段は顔を隠すこともできるので宇宙飛行士のヘルメットをかぶったりしています
時々、ファンタジーなシーンも挿入されるところがありまして、オギーが宇宙服着て学校で楽しく飛び跳ねているところとか、あとオギーはスターウォーズが好きなので、同じようなファンタジーシーンで・・・・・
チューバッカーも出てきます!(笑)
お話はオギーの物語からスタートするんですが、オギー1本のお話で進んでいくわけではないんですね、実はこの作品はいくつかの章に分かれています
主軸となるオギーの物語の次はお姉ちゃんの物語があって、次はオギーの親友のお話で、その次はお姉ちゃんの親友のお話が・・・と別のキャラクターのお話が続いて行くんです
ですから、最初の物語で「ん?どういうことかな??」というのが次のお話でわかって、それが段々繋がっていくんです
これはどういうことかと言いますと、新しいスタートを切ってたくさんの苦難に直面しながら周りを除所に変化させていくオギーは子供の世代に向けて
お姉ちゃんとそのお友達のお話は、オギーのお話に加えて思春期に体験する恋や葛藤などをティーンエイジャーに向けて
家族を支えるお父さんとお母さんはその世代に向けてお話が進んでいくので
この作品はあらゆる世代の人にとって非常に共感ができるんです、だからこれは学校とかで教育実習の一環で使ってもいいんじゃないかなと思います
ここでヘレンケラーさんのいい言葉があるのでご紹介します
英語で「keep your face to the sunshine and you cannot see the shadow」
日本語では「顔はいつも太陽に向けていて。影なんて見ることもないわ」という意味らしいんですが、物語のセリフにも同じような内容が出てきます
「オギーは太陽、私たち家族はその周りをまわっている惑星」
やっぱりね、いろんな世代の方、いつも心に何か「つっかかり」がありながら生活しています
何か背中を押して欲しいだとか、ちょっとした勇気が必要だったり
普段は忙しくて忘れがちになっている大切なこと、そういったところもね何か「ス~」っと入ってくるような作品です
加えて、名言や格言に非常に近いようなズドン!と心の響くセリフも山のように出てきます!ちょっとここでは多すぎてご紹介できないのが残念です・・
ちょっとお疲れ気味の方や、行き詰っている方にも是非オススメです
Wonder~ワンダー君は太陽~でした
映画「Bohemian Rhapsody」について
このブログ最初の記事が、大好きなバンドQUEENの映画「Bohemian Rhapsody」について書けることがすごく幸せに思います
もうすでに劇場公開がされていますので、内容はある程度ネタバレになっていますのでご了承ください
あらすじをざっくりと説明しますと、QUEENのバンド結成から数々の活動や活躍、内部分裂の危機などを乗り越えてライブエイド出演までをフレディーを軸にして描いた作品です
まず、QUEENというバンドについて簡単に説明しますね、リードボーカルはフレディマーキュリー、ギターはブライアンメイ、ベースはジョンディーコン、ドラムはロジャーテイラー、この4人です
主役のフレディを演じるのはラミ・マレックという俳優さんで、僕が初めて見たのは太平洋戦争を描いたドラマ「ザ・パシフィック」という作品
目がぎょろっと大きい上に嫌味なことばっかり言う嫌~な兵隊の役でものすごい印象的でした(笑)
その後は「ナイトミュージアム」シリーズやニードフォースピードなど、ちょこちょこ出演されていましたが今回フレディ役を射止めたってことで以前から注目していた僕は物凄くうれしかったです
あとね、ベースのジョンディーコン役のジョセフ・マゼロさんはあの「ジュラシックパーク」での子役の男の子です!いやー大きくなりましたね!ついでにおでこも大きくなりましたが(笑)
ちなみにこの2人、先ほど言いました「ザ・パシフィック」というドラマで共演してたんですよ、だから今回は数年ぶりの再共演になるんですねー
QUEENてバンドの一番のイメージキャラといえばやはりボーカルのフレディさんなんですよね、シンガーとしてもそうですがキャラクターが強烈なのもあるからだと思います
まず、見た目・・・・・まぁ出っ歯ですし・・・デビューしたときはロン毛で前髪パッツンでね・・・髭も濃いし・・・ロックバンドのボーカルとしてはあまりカッコよくないというのが僕の第一印象でした
バンドの音楽面でもかなり個性的なロックバンドというイメージがありました(物凄く失礼なコメントですが、ファンですのでご了承ください)
(ロン毛時代といわゆる後期!?の有名なビジュアル)
そういった彼の見た目の問題やセクシャリティな面もこの映画はきっちり描いています
もちろん両親がインド系で移民として育ってきたことへの葛藤なども含めてです、ちなみにフレディマーキュリーという名前は改名後の名前で、元々の名前はファルーク・バルサラなんです
バンド自体は自分たちのサウンドを常に追求しながら突き進んでいきます、メンバーの声を多重録音したコーラスやシンセサイザーを使わずギターサウンドを多重録音したギターオーケストレーション(何でこれを描いてくれなかったのかが非常に残念)などです、そしてその結果誕生した曲がこの映画の題名にもなっている「Bohemian Rhapsody」です
これは予告編でも出ている有名なシーンで、完成した曲をレコード会社にもっていったら向こうの社長さんが「そんな6分もある曲なんかラジオがかけてくれないから、短くしろ!!」っていうんですね
で、フレディが怒って「じゃあ、あんたは奥さんとのセックスは6分で終わるの?」って返すんですよ(笑)
でもね、それでも社長さんは納得いかないからメンバーは怒って部屋から飛び出して外から石投げてガラスを割っちゃう!!そこで
「おい!おっさん!ガラス代金はギャラから差っ引いときな!」みたいなこと言って返すんですよ!
いや~~!!Rockな返しでカッコイイです(笑)
ちなみにこの頭の固い社長さん、コメディ映画で有名な「オースティンパワーズ」のマイク・マイヤーズさんが演じてます!(ズラに髭、でもってサングラスしてるからわからない)
この方もQUEENの大ファンで、自ら主演した映画「ウェインズ・ワールド」でボヘミアンラプソディを使ってアメリカでこの曲を大ヒットさせるほどの好きもの!
以前インタビューで「いや~初めて聴いたときは衝撃だったよ!特にギターソロ!あれヘビメタじゃん!ガンガン首ふってたら全治3週間の鞭打ちになっちゃった!!」だってさ
この人、かなりキテます!!(笑)
でね、メンバーの読み通り曲はヒットしてバンドもだんだん成功していくんですが、ソロの話が舞い込んだり、ギャラの格差も出てきたり、加えてフレディのセクシャリティーが自由になって暴走したりしてバンドが段々ガタガタになっていくんですね
他のメンバーのストレスもそうなんですが、フレディの場合は成功とお金が手に入り念願の自由も勝ち取ったのですが、その自由に対する代償が重く圧し掛かってくるんです、愛する恋人メアリーさんとの別れやエイズに感染してしまったり・・・・
もうQUEENってバンドもこれでお終いなのかな?・・・・と思っていた矢先に思わぬ話が舞い込んでくるんです
それがQUEENを奇跡的に復活させた伝説のライブ「ライブエイド」だったんです
もう、あちらこちらで「感動のラスト21分」といううたい文句がありますが、まさにその通りであり、再現度もかなり高いラストシーンになっています
(ただし、21分というのには疑問があります、それはライブエイドの全曲演奏時間というとわかるんですが、劇中でしたら2曲は省いてあるので実際は13分ほどだと思います、もしかしたらエンドロールを含めてという意味かもしれませんが・・・)
バンドの出演前にメル・スミスとグリフ・ジョーンズという2人のコメディアンがバンド紹介の前節をするんですが、ここも映画に入っている!!(声だけなのが残念!!)
あと、フレディの弾いているピアノの上に置いている飲み物!ペプシの紙コップとかの位置とかそっくり!
ママ 僕は人を殺めてしまった
彼の頭に銃をあてて
引き金を引いたら…
死んでしまったんだ
ママ 僕の人生は始まったところ
なのにもう終わってしまった
僕自身が捨てちゃったんだ
ママ
あなたを泣かせようと
したんじゃないよ
もし僕が明日ふたたび
戻ってこなくても
元気に生きていってね
しっかりやっていってね
何事もなかったかのように
「親からもらった名前を捨ててしまったことについて歌っているんだ」
2曲目のRadio Ga Ga
みんなラジオを聴くなんてことがなくなったけど、ラジオは過去の遺物じゃない、ラジオは懐かしいだけじゃなくてまだまだ楽しめるはずだ!!
「巷じゃラジオは廃れたってイメージだけど、俺たちをビックにしてくれたラジオはまだまだイケるんだぜ!」
3曲目のHammer To hallを終えて最後の「We are the Champion」へ
これまで代償を払ってきた
何度も何度も
宣告にも服してきた
罪を犯していないにも関わらず
大きな過ちもあったさ
確かにいくつかは犯した
足蹴に顔が砂まみれになるような屈辱も受けてきた
しかし私はそれらを乗り越えてきた
我々はチャンピオンだ、友よ
そして我々は最後まで闘いつづけるだろう
私たちはチャンピオン
私たちはチャンピオン
敗者に甘んじるわけにはいかない
私たちは世界のチャンピオンなのだから
「これまで社会の弱者だった人、これは君たちの為の歌なんだよ!!」
ハンカチ、忘れないでくださいね
僕は涙で脱水症状になりそうになりました
そりゃね、詳しいファンの方からしたら「え?あのシーンておかしくない?」ていうのは結構あるんですよ、まあいろいろと・・・でもそこを「違う!おかしいだろ!」っていちいち突っ込んでたら作品として難しいと思うんですね
この作品のおかげで若い世代の人もたくさん劇場に足を運んで、CDを買って曲を聴いたりして、とてもいい「現象」が起こっているんです
でもそこで、「いやいや!おじさんはね!詳しいからここが変なんだよ!!」とか「この1枚から聴いてみなさい!」とか口酸っぱくしたら、今の若い子は逃げちゃいますから(笑)
これはQUEENがくれた最高のプレゼントなんです
さて、ここからは気になるコメントです
ブライアン・メイ役のグウィリムによると「ライブ・エイドでは、公開版は6曲のうち3曲が使用されてるんだけど、実際には全曲撮ったんですよ。全曲版のバージョンもあるんだ」
フレディ役のラミも「でもカットされてね。近いうちに観られると思うよ。みんなもね。後から公開されるって」という意味深いコメントが・・・・
この作品にはこれからもまだまだRock(揺さぶられ)されそうです